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こんな方に

虚弱体質で血色の悪い方

主 治

心の気血両虚の動悸・倦怠・不眠/心脾気血両虚を治療する名方剤/脾不統血による出血

適応症

貧血不眠症不安神経症胃潰瘍腸出血子宮出血血尿食欲不振神経性心悸亢進症健忘症神経衰弱ヒステリー白血病再生不良性貧血バンチ氏病遺精嚢腫腎瘰癧(るいれき)の潰瘍、慢性淋疾

妊娠・授乳の注意

女性

●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。

診断のポイント

●全身倦怠、易労感、胃弱
●貧血様顔貌
●手足の冷え、動悸
●不眠、健忘

弁証論治

●血虚 »
●出血・気虚(気不摂血・脾不統血) »
●気血両虚(気血不足) »
●気虚失血 »
●心血虚 »
●心気血両虚 »
●脾不統血(気不摂血) »
●心腎不交(心火+腎陰虚) »
●心脾気血両虚(心血虚+脾気虚) »
●気虚 »

出典書籍

出典書籍 (source)
西暦1253年 宋時代 『済生方』 厳用和 →処方使用期間:754年間


処方別・製品一覧

医薬品個人輸入 説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ 医療用漢方薬

ウチダ 帰脾湯 煎じ薬の通販画面へウチダ 帰脾湯 煎じ薬の通販画面へ »
ウチダ和漢薬ウチダ和漢薬 » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:65
本剤は、〈煎剤〉です。

煎じ薬 煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。

ウチダ 帰脾湯 煎じ薬のお買物(shopping)
商品番号 規格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k0973 30日分 16,178円(税込)
数量
●一日分価格(税込)…524円


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ツムラ 帰脾湯 エキス顆粒(医療用)の通販画面へツムラ 帰脾湯 エキス顆粒(医療用)の通販画面へ »
ツムラツムラ » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:65
本剤は、〈顆粒剤〉です。
医薬品の個人輸入
ツムラ 帰脾湯 エキス顆粒(医療用)のお買物(shopping)
商品番号 規格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k0676 42包(2週間分) 6,002円(税込)
数量
k0804 189包(63日分) 21,686円(税込)
数量

●一日分生薬乾燥エキス量…4.50 g  ●一日分価格(税込)…472円


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参茸栄衛丸の通販画面へ参茸栄衛丸の通販画面へ »
松浦漢方松浦漢方 » ≪医薬品≫ 本剤は、〈大型丸剤〉です。
参茸栄衛丸のお買物(shopping)
商品番号 規格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k2218 13g×10丸(5~10日分) 6,480円(税込)
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●一日分価格(税込)…600円


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ご購入手順

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証の判定

判定

証(症状・体質)判定を望む方判定の方右矢印 陰陽(太極図)証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。Java

中医学の証・解説

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

帰脾湯 朱雀:四神の獣・南方の守護神

八 法

補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。

【中薬大分類】補益剤…正気を補う方剤です。補益薬を主体にして正気の不足である虚証を改善する方剤です。扶正剤・補剤ともいいます。

【中薬中分類】補血剤…血を補う方剤です。血虚に対する方剤です。養血剤ともいいます。

八綱分類

裏寒虚(りかんきょ) 裏 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、血虚(血流不足・貧血症状)、気虚(心身疲労)の方に適応します。


【証(病機)】心脾両虚(しんぴりょうきょ)

中医学効能(治法)

気血双補・補脾・養心安神・補養心脾

用語の説明(term)

気血双補剤(きけつそうほざい)…補気剤と補血剤の構成を合方したものになります。ただし、血虚は多くの場合気虚に不随して発生するので、気血双補剤の主体は補気にあります。

補脾(ほひ)…脾の機能を高めることです。

養心安神法(ようしんあんじんほう)…心の陰血が不足して起こる心神不安の治療法です。

心脾両虚(しんぴりょうきょ)…心と脾の機能が同時に落ちた状態です。食欲不振や不眠が起ります。


症例・病例・治癒例・case study(case study)

【帰脾湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈帰脾湯で紫斑病を克服〉

治例図 住職のKさん(56歳・男性〕は、半年ほど前から原因不明の皮下出血(紫斑)に悩まされていました。

「もしや悪い病気では」と不安になり、大学病院で検査を受けたところ、血小板減少症との診断を受け、外来に通院しています。

ただし、通院当初は、検査を受けても原因がはっきりしないことや、病院でもらう薬を飲んでもあまり症状が改善しないことから、Kさんの不安は徐々に高まり、イライラしたり、弱気になったり、精神状態の安定しない毎日でした。

そこで、担当医師が同僚の漢方を扱う医師に相談したところ、Kさんの精神状態が症状を悪化させているとの判断から、帰脾湯を勧められました。Kさんが服用を始めると、2ヵ月ほどで血小板が増加しはじめ、出血傾向も軽くなりました。
Kさんは元気を取り戻し、毎朝、勤行に励んでいるそうです。

弁証論治 リンク気血両虚(気血不足)証 »

・現代病名:血小板減少症

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2〈漢方薬で不正出血が止まり体力が回復した〉

治例図 会社員のAさん(20代後半)は、仕事と家庭を両立させている頑張り屋の女性です。ただ、昔から目立って丈夫な方ではなかったので、年に何回かは体がもたなくなって会社を休むときがあったそうです。

そんなAさんの体を心配していたお姑さんが、再び彼女が体調を崩したとき、知り合いの漢方研究医がいる病院に連れていきました。

Aさんは貧血で顔色が悪く、最近はときおり動悸がして、夜あまりよく眠れずに、寝汗をかくといいます。医師がほかに気になる症状を尋ねると、疲れからか、最近、物忘れしてしまうことがあるということでした。さらに、Aさんは胃腸が弱く、月経不順で不正出血もありました。

そこで、医師は、止血作用のある帰脾湯という漢方薬を処方しました。

すると、ほどなく出血の方は気にならなくなり、やがて、貧血も日常生活に支障ない程度に回復しました。

漢方治療を始めて1年もすると、体調を崩すことがなくなり、会社を休まなくてすむようになったということです。

弁証論治 リンク気血両虚(気血不足)証 »

・現代病名:貧血

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組成成分

各生薬の詳細説明にリンクします。
黄耆  人参  白朮  茯苓  遠志  大棗  当帰  甘草  生姜  木香  酸棗仁  竜眼肉 

中薬構成(herb composition)

神農

四君子湯に酸裏仁以下を加えたものです。酸棗仁・竜眼・遠志はいずれも降性で、鎮静・催眠作用があり、木香には理気・健胃作用があります。当帰と竜眼には貧血を治す作用があり、さらに黄耆には強壮作用があります。これらの作用が四君子湯の作用に加わったものと思えばよいです。
加えられている薬物も大半が温性で補性ですから、四君子湯の場合と同じく寒虚証向きです。しかし四君子湯と比べて、湿を除く作用は弱いです。

神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。

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処方画像

造血・消化機能低下した造血・消化機能を改善
帰脾湯は、顔色が悪く、貧血気味で、精神不安、動悸、健忘(もの忘れ)があり、熟睡できない、寝汗や熱が出る、あるいは、手足がだるくて疲れやすく寝てばかりいる、便秘がある、などの症状がみられる場合に用いられます。このような人は、もともと虚弱体質気味で、病後や産後のように著しく体力が低下している場合が多く、自分とは関係ないことまで心配したり、各種の異常出血が起こったり、特に女性の場合は月経不順の傾向があったりします。
これらの症状は、考えごとが多すぎて脾を痛め、脾気(脾を機能させる気)も衰えて食欲が落ち、心臓や肝臓の血液を調節できなくなるために起こる、と考えられてきました。漢方でいう脾は全身の血液を統括する臓器であり、造血および消化機能に関連すると考えられています。それが気の影響によって貧血や消化機能の低下につながり、体のあちこちで症状を引き起こす原因になります。現代医学的にいえば、精神身体反応の一種と考えられる状態です。この状態を改善し、脾と脾気を正常な状態に戻し(帰し)ていくのが帰脾湯なのです。

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当帰の作用 左の写真は当帰の花です。
当帰の作用は次の通りです。
補血作用血の機能を高め、身体の栄養分を補います。
行血作用…子宮を収縮して、瘀血(流れの滞った状態の血液)を排出したり、子宮の痙攣を抑えます。
潤腸作用腸内の水分不足を改善し、便秘に効果を発揮します。
調経作用…月経を調節します。
鎮静作用気持ちを静める作用です。

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類方鑑別(効き目が似た別の漢方薬紹介)

他剤の効用を示します。証のまぎらわしい処方との鑑別をしめします。
●加味帰脾湯…本方の症状に准じ、身体が衰弱して微熱や胸苦しさなどがある場合に用いる。
●十全大補湯…体力が衰えて顔色が悪く、疲労倦怠感を訴えるが、本方よりも神経症状が軽度の場合に用いる。(気血両虚と虚寒)
●桂枝加竜骨牡蛎湯…貧血はあまりないが精神不安、不眠、陰萎などを訴える場合に用いる。(気血不足し虚陽上浮)
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備 考(Remark)

中医師 帰脾湯は、『済生方』という処方集が原典とされています。『済生方』は中国南宋時代の漢方医・厳用和によって編纂されたため、正式には『厳氏済生方』といい、厳氏が試用して有効だった450余りの処方が選録されているものです。
ところが、そこに紹介されている帰脾湯の構成生薬は、実は12種類でなく、当帰と遠志が入っておらず、10種類だったといわれています。そして、後に明の時代の医者であった醇立斉によって、当帰と遠志が加えられ、現在の帰脾湯の基本となる処方がつくられたのだそうです。

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