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ページの最後へ »●消炎・俳膿(化膿した部分の膿(うみ)を出すこと)の作用があり、化膿(傷口などから化膿菌が侵入して炎症を起こした状態)の初期から化膿が進んだ状態まで幅広く用いることが出来ます。主に皮膚や粘膜の化膿性疾患に適しています。
●赤く腫れて痛む化膿症に排膿散及湯が良く効きます。
腫れ物のある方。家庭の常備薬
皮膚の炎症感染性疾・せつ・瘍(よう)・癰(よう)
疼痛を伴う化膿性の腫れ物、癰(よう)、膿瘍(のうよう)、中耳炎、痔瘻、せつ、面疔、乳腺炎、蓄膿症、バルトリン腺膿瘍、歯槽膿漏、ニキビ(尋常性座瘡)

●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●化膿性の腫れ物(炎症性浸潤が強い)
●体表が主、時に膿血便や膿痰
●特別の腹証はない
(source)
西暦1760年 江戸時代 『吉益東洞経験方』 吉益東洞 古方派。吉益 東洞 (よします とうどう)(1702年3月3日 - 1773年11月9日))は、安芸国山口町(現在の広島市中区橋本町付近)出身の漢方医で、古方派を代表する医であり、日本近代医学中興の祖である。→処方使用期間:247年間

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漢方製剤No:JPS-36
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漢方製剤No:JPS-36| 商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ | 
|---|---|---|---|---|
| k0412 | 120錠 | 2,376円(税込) | ||
| k0425 | 260錠 | 4,104円(税込) | 

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漢方製剤No:N122
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漢方製剤No:N122| 商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ | 
|---|---|---|---|---|
| k2199 | 2.5g×42包(2週間分) | 2,716円(税込) | ||
| k2200 | 2.5g×189包(63日分) | 10,733円(税込) | 

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漢方製剤No:122
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漢方製剤No:122| 商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ | 
|---|---|---|---|---|
| k0732 | 42包(2週間分) | 3,275円(税込) | ||
| k0860 | 189包(63日分) | 13,132円(税込) | 

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本剤は、〈錠剤〉です。| 商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ | 
|---|---|---|---|---|
| k1821 | 45錠sp | 1,404円(税込) | ||
| k1822 | 150錠 | 2,592円(税込) | ||
| k1823 | 300錠 | 4,644円(税込) | ||
| k1824 | 450錠 | 6,480円(税込) | ||
| k1825 | 2800錠 | 38,880円(税込) | 

 
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証(症状・体質)判定を望む方 は
は 
 証の判定メニュー画面へ »
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
 
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
 
 
【中薬大分類】癰瘍剤(ようようざい)…できものに対応する方剤です。解毒消腫・托裏排膿・生肌斂瘡の効能を備え、体表部の癰(ヨウ)・疽(ソ)・疔(チョウ)・セツ・丹毒・流注・瘰癧また臓腑の癰瘍(ヨウヨウ)に適用する方剤です。
【中薬中分類】外瘍剤…体表部のできものや潰瘍に用いる方剤です。
表熱実(ひょうねつじつ)
 
 
 
 …証(体質・症状)は、一応表証(急性期)、熱証(発赤)、実証(体力中くらい)の方に適応しますが、この方剤は、たいていの、どの証にも対応します。
…証(体質・症状)は、一応表証(急性期)、熱証(発赤)、実証(体力中くらい)の方に適応しますが、この方剤は、たいていの、どの証にも対応します。
【気血津・臓腑証】
清熱・排膿→熱毒(せいねつ・はいのう→ねつどく)…生甘草・赤芍薬の消炎作用と桔梗・枳実の排膿作用を利用し、化膿性疾患で排膿が不十分な場合に使用します。排膿の後にしこりなどを残さず治癒するので、適宜応用するとよいです。
【証(病機)】発赤腫脹・疼痛(ほっせきしゅちょう・とうつう)
清熱解毒・祛痰排膿
・清熱解毒(せいねつげどく)…解熱と抗炎症の作用のある方法です。
・清熱解毒法(せいねつげどくほう)…寒涼性の生薬を用い、熱毒の邪、発赤・腫脹・化膿・高熱を治します。
・去痰(きょたん)…痰を除くことです。
・排膿(はいのう)…化膿した部分を切開して膿(うみ)を出すことです。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
【漢方の抗生物質】
・外用薬(塗り薬)では、「なかなか治らない…」、「時間がかかる…」
こんな時は身体の中から悪いものを解毒し、出していく…
排膿散及湯がおすすめです。
・病院でしか出していない抗生物質は悪い菌と同時に良い菌まで殺してしまう恐ろしさがあります。ところが、漢方の抗生物質【排膿散及湯】は、悪い菌だけを追い出すスゲレモノです。
次の症状にオススメです。
●ニキビ…思春期のニキビはもちろん、大人、20代からのニキビにも効きます。
●おでき…背中やお尻などにできるおできに効きます。塗り薬では、なかなか時間がかかります。特に脂っこいものや、お酒の好きな方によく効きます。
●歯槽膿漏…40代以降のつらい症状。腫れや痛みによく効きます。
●ものもらい…目薬とともに飲んでいただくと、素早く膿(うみ)を出してくれます。
●蓄膿症…鼻の中の膿(うみ)を出してくれます。
 (case study)
(case study)
【排膿散及湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
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  20代後半の女性。 アレルギー性鼻炎で漢方薬を約1年服用し、症状がかなり軽減し、今では、季節の変わり目などに調子をくずした時に服用する程度の方です。 1ヶ月程前にかぜをひき、鼻水だけが今だに止まらないという。粘り気のあるイやな色のついた鼻水で、いろいろと試したが、どうにも治らないといいます。 顔色もよく、食欲もあり、他に症状がみられないことから、排膿散及湯を投与したところ、5日分の服用で、すっかりよくなったと報告を受けました。 ・現代病名:鼻水 | 
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  20年間ほどの間、抗生剤の全盛期があり、化膿性疾患に無差別に使われてきた。しかし、やや安易な使い方のせいか、以前ほどはっきり効かない場合があり、副作用を恐れて漢方薬の指定が増えてきた。そんな一例である。当薬局の従業員で46歳女性。 小柄で中実証。病気はあまりしたことはないが、ときどき歯茎が腫れて硬い物が噛めなくなる。最初は、排膿散及湯1包2gを1日3~5回服用、4、5日で歯痛は収まった。次第に痛みの初期から使うようになり、2日ぐらいで治るようになった。そして、最近はほとんど痛みは起きなくなった。これは、他の人でも同じで、ごく初期に用いてすぐ治り、そのうち起きなくなることが多い。繰り返す子供の急性鼻炎でも同じような経過をたどることが多い。 ・現代病名:歯茎の腫れ | 
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  体重17㎏の5歳の男子。 臀部の筋肉注射部位が一週間後に化腹し、眼瘍を形成したとして昭和58年3月16日に初診した。眼点を確認し排腹散及湯エキス4gを単独で分2投与した。2目して全体に縮小してきた印象があり、1週間後には小硬結を触れるのみとなった。排膿せず吸収されてしまったようで2週間で廃薬した。 ・現代病名:臀部膿瘍 | 
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  20歳の女子。 ある日右手人さし指を腫らし、痛み則しく、一夜まんじりともできずという。排膿湯を与えたところ、一貼にて痛み去り、腫れ引き、その晩は安眠することができ、翌日一剤を用いて全治した。 ・現代病名:指先化膿症 | 
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  体重8.9㎏で、生後8ヶ月の男子に発した肛門膿瘍である。肛門側外方に発赤した腫瘤に母親が気づいて来院した。 初診は昭和57年12月12日である。食思は良好、発熱はなく、いまだ排膿していない。 排膿散及湯エキスのみ2gを分二投与したところ、3日目に排膿した。計7日で廃薬し、以後再発をみない。 ・現代病名:肛門膿瘍 | 
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  噛み合わせが悪く、物を噛んだ時に歯茎にあたる人では、歯茎が腫れ、まるで入歯をしたような感じになることがよくある。そのような時に、排膿散及湯は、著効を示す。服用するのは早ければ早い程よい。通常は3~5日もあれば完治する。よほど激化していても1週間から10日もあれば大丈夫である。 ・現代病名:歯茎の腫れ | 
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 歯茎の腫れが激しく、頬の当たりまで腫れて痛い。排膿散及湯を1日約15錠服用したところ、約1週間で腫れがひきました。その後も服用を続け、現在3本目を服用中です。 ・現代病名:歯茎の腫れ | 
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 ところが、予後が悪く、炎症もなかなか治まらなかったので、心配した母親が漢方薬局に相談すると、排膿散及湯のエキス剤を5錠ずつ、1日3回の服用を勧められました。 排膿散及湯のエキス剤の、幼児の通常の適用量は1日に10錠程度ですが、「この薬は多めに飲んでも大丈夫」という薬剤師の指示に従い1日15錠ずつ2週間ほどS実ちゃんに服用させました。 すると、おできはすっかりよくなり、乾いてカサブタになり、3つともきれいに完治しました。 おできができていたころは、むずかり、食欲が落ちて泣いてばかりいたS実ちゃんでしたが、症状が快方に向かうと同時に明るさを取り戻し、今では、毎日元気に、幼稚園に通っています。 ・現代病名:おでき | 
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  筋肉質でやせ型のMさん(24歳・女性)は、鼠径部(そけいぶ)のちょうど下着が当たるところに直径1cmほどのおできができました。 初めはそれほど痛まず、にきびでもできたのだろうと思っていましたが、1週間ほどすると、腫れがひどくなり、直径が2cmほどになって、膿が出て痛むようになってきました。たまたま近くに漢方を扱っている皮膚科があったので、そこでみてもらうことにしました。 皮膚科の医師によると、以前からできていた粉瘤(ふんりゅう)に雑菌が入ったために化膿したのだろうということです。皮膚が切れて、粉瘤の中の分泌物と膿が出ていましたが、粉瘤自体の大きさはそれほどでもなかったので、炎症が治まるまでしばらく様子をみることになりました。 西洋薬の塗り薬とともに、飲み薬として漢方薬の排膿散及湯が処方されました。 1週間ほど服用と塗用を続けていると、膿がだんだん出なくなり、痛みも治まって、腫れも引き、見てもわからない程度になりました。 その後Mさんは、それまで以上に体の清潔と、生活面に気を配るようになったそうです。 ・現代病名:おでき | 
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  加賀侯の臣が膿血便をすること既に5年、浪華に来て医治をうけること3年に及んだ。 門人が桂枝加朮附湯と七宝丸を与えたが治らない。 先生これを診して、腹満量急し、少腹が硬く底に物がある。 これを按ずると痛む。 即ち排膿散を与えていくばくもなくして宿年の病が全治した。 ・現代病名:膿血便 | 
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  18歳の男、魚屋の若衆であるが、右大腿のつけ根のところに腫れ物が出来て、大いに痛み、歩行ができない。 少し熱があり、さむけがするという。 排膿散を服して、自然と消滅し、3日間で治った。 ・現代病名:右大腿廱 | 
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 5年前より両眼視力障害を発し、大学病院にて脳腫瘍の診断のもとに手術をうけた。 開いてみたら脳底視神経のところに鶏卵大の腫瘍があり、一部分だけ切除してそのまま縫合し、一カ月以内に全く失明するであろうといわれて退院した。 太っていて赤ら顔、元気はよい。 腹部も充実している。 排膿散2グラムを2回(卵黄に混じて服用)、山豆根末を2グラム2回服用させたところ、1カ月後より、視力はかえって回復し始め、家の中の自分のことをひとりで弁じるほどになった。 それ以上は回復しないが、これをのんでいると、全身の状態が気持よいというので、4年間に及んで続服している。 この婦人は卵黄でのむ排膿散がおいしいといっている。 ・現代病名:脳腫瘍 | 
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  一男子が肺廱にかかり、膿が口や鼻から出て、大小便共に膿を帯びている。 微熱があって悪寒し、痩せ衰えて殆んど薬の与えようがなくなってしまった。 そこで来(いざ)って先生に治を求めたが、先生は排膿湯と伯州散を与えた。 すると漸次快方に向い、やがて全く治ってしまった。 ・現代病名:肺膿廱 | 
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  40歳の婦人。 ひょう疽を病み、手術をうけたが、いつまでも創口がふさがらず、じくじくと汁出て、痛みも去らず、半月以上を経ているという。 排膿湯を与えたところ、2~3日で創口ふさがり、痛みも去り、全く治った。 ・現代病名:ひょう疽 | 
|  | 
| 組成成分 | 
| 生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 大分類 | 中分類 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 桔梗 » | 4 | 君薬 | 排膿 | 化痰 | 止咳 | 利咽 | 化痰止咳平喘薬 | 止咳平喘薬 | 
| 甘草 » | 3 | 使薬 | 清熱解毒 | 化痰 | 止痛 | 補虚薬 | 補気薬 | |
| 枳実 » | 3 | 臣薬 | 排膿 | 理気 | 理気薬(行気薬) | |||
| 芍薬 » | 3 | 佐薬 | 清熱凉血 | 活血 | 補虚薬 | 補血薬 | ||
| 大棗 » | 3 | 使薬 | 和胃 | 補虚薬 | 補気薬 | |||
| 生姜 » | 1 | 使薬 | 和胃 | 解表剤 | 辛温解表薬 | 
|   | 
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 | 
生甘草・赤芍薬の消炎作用と桔梗・枳実の排膿作用を利用し、化膿性疾患で排膿が不十分な場合に使用します。
排膿の後にしこりなどを残さず治癒するので、適宜応用するとよいです。
| 病症症状 | 合方 | 備考 | 
|---|---|---|
| ガングリオン | 排膿散及湯+ヨクイニン » | 腱鞘(けんしょう)から発生する良性の腫瘍(しゅよう)で、主に手の甲に小さなこぶができます。 | 

 排膿散及湯は、その名からも分かるように、膿を排出する効果があり、皮膚の炎症などに用いられる漢方薬です。おできの処方では最もよく使われている処方のひとつです。漢方の抗生物質とも呼ばれています。
排膿散及湯は、その名からも分かるように、膿を排出する効果があり、皮膚の炎症などに用いられる漢方薬です。おできの処方では最もよく使われている処方のひとつです。漢方の抗生物質とも呼ばれています。
この薬が合うタイプは、局所的に腫れや化膿があっても発熱や悪寒といった全身症状がない、便秘をしていない、胸脇苦満(肋骨の下を押すと抵抗と圧痛がある)などの内臓的な苦痛がない、などが特徴として挙げられます。
排膿散及湯は、おできの初期の段階から、化膿して最も膿をもつ時期、鎮静化した時期まで、どの段階でも排膿効果があります。
特に激しく化膿しているような場合は、西洋薬の塗り薬と併用することで、大きな効果が得られます。
