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概 要

●気になる脂肪に天然の生薬が応えてくれます。
●胃腸の働きを高め、新陳代謝を活発にすることによって体内の余分な脂肪をなくすことができます。

こんな方に

脂肪過多症の方。

主 治

脂肪過多症

適応症

留飲、中風、肥満。

妊娠・授乳の注意

女性

●配合生薬の牡丹皮により、妊娠によくない影響をする可能性があります。大量でなければまず心配ないのですが、妊娠中の服用については医師とよく相談してください。

診断のポイント

●溜飲を治します。
●中風のようになって身体が思うように動かない方。
●肥満体質者。

弁証論治

●血瘀(瘀血) »
●膀胱や性器の湿熱 »

出典書籍

出典書籍 (source)
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』  日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:207年間


処方別・製品一覧

医薬品個人輸入 説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ 医療用漢方薬

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ウチダ和漢薬ウチダ和漢薬 » ≪医薬品≫ 本剤は、〈顆粒剤〉です。
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証の判定

判定

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中医学の証・解説

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

九味半夏湯加減方 朱雀:四神の獣・南方の守護神

【中薬大分類】理血剤…血の運行を調節する方剤です。理血薬を主体にして血分を調理し、血分の病変を改善する方剤です。

【中薬中分類】活血化瘀剤…滞った血(瘀血)を流す方剤です。蓄血・血瘀による疼痛・腫脹・腫瘤・半身不随・月経痛・無月経あるいは産後の悪露停滞・化膿症初期・狂躁などのさまざまな病変に使用します。

八綱分類

(り) 裏 …証(体質・症状)は、一応裏証(慢性的)の方に適応しますが、この方剤は、たいていの、どの証にも対応します。


使用目標(aim)

本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●皮下脂肪型肥満から内蔵脂肪型肥満まで使用します。
●中性脂肪やコレステロール値が気になる方が使用します。
●中年太りのタイプで身体が重く感じる方が使用します。
●おなか周りがだぶだぶしている方が使用します。
●「アンコ型」の肥満で脳卒中が心配な方が使用します。
●中年になってから肥満になった女性が使用します。


症例・病例・治癒例・case study(case study)

【九味半夏湯加減方の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈30代の男性・118Kgあった体重〉

治例図 まずは、この漢方薬でなんと30Kgもやせた30代の男性です。このかたは、118Kgあった体重が、半年で88Kgになりました。体脂肪率も36%から25%と激減したそうです。

この男性は、かつてポクシングで体を鍛え、体重も70Kg台だつたのですが、運動をやめたとたんに太りだしました。血圧も高くなり、医師からも体重をへらすように厳しくいわれていたそうです。

九味半夏湯加減方をとるのと同時に間食をやめ、バランスの取れた食事を、1日3回きちんととるようにしました。その結果、2ヵ月でするすると15Kgも減量。その後の2ヵ月でさらに10Kg、次の2ヵ月で5Kgへり、半年間でトータル30Kgへったというわけです。血圧も、上(最大血圧)下(最小血圧)ともに10mmずつ下がり、大変喜んでいます。

・現代病名:肥満症

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2〈30代の男性・83Kgあった体重〉

治例図 九味半夏湯加減方を服期したら、10日後くらいに黒い泥状の便が大量に出たそうです。お酒が好きで、暴飲暴食することもあったのに、半年で10Kgやせて、83Kgだった体重が73Kgになりました。

・現代病名:肥満症

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3〈肌がスベスベ! ひざ痛が消えた!〉

治例図 48歳の男性も、アルコール好き、過食ぎみの生活習慣を改められず、30代から太り始めて、とうとう95Kgになってしまいました。週に2度のジム通いで、どうにか2Kgヘらしましたが、それ以降は変化がありません。

「こんなにがんばってもやせないのか」と、あきらめかけたところに、偶然、九味半夏湯加減方を知ったそうです。


この漢方薬を飲み始めてから、便通がよくなり、トントン拍子に体重がへっていきました。1年後には20Kgの減量に成功し、脂ぎっていた肌がスベスベになったとのこと。

・現代病名:肥満症

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4〈20代の女性・4ヵ月で12Kg〉

治例図 54Kgの体重が、4ヵ月で12Kgへって、42Kgの理想体重になったという20代の女性もいます。

・現代病名:肥満症

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5〈50代の女性・3ヵ月で、8Kg〉

治例図 「何をしてもやせない」とあきらめ状態だった50代の女性も、この漢方薬を飲み始めて3ヵ月で、8Kgもやせました。便通がよくなり、ひざの痛みも消えたということです。

・現代病名:肥満症

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10〈やせる漢方薬で12Kgの減量に成功し、ボコッとついていたわき腹の脂肪が消失〉

治例図 ●神奈川県・36歳男性・薬局勤務・阿南美一(あなんよしかず)

立ち仕事が続いても疲れない!

暴飲暴食が体によくないことはわかっていても、改めるのはなかなか難しいものです。私も、「よくないなあ」と思いながらも、周りの人が驚くくらい、飲んだり食べたりの生活をしていました。

私の場合、食生活の乱れは社会人になってから始まりました。仕事の関係で、毎晩のように遅くまで飲んでいたのです。
学生時代には58Kgだった体重が、78Kgにまでふえました。
身長は172.5cmですから、相当オーバーしています。

20Kgも太ると、体調も悪化してきました。とにかく、だるくてたまりません。立ち仕事ですから、夕方にはもうヘトヘトでした。また、その疲労が、翌朝になっても抜けないのです。寝覚めも悪く、なかなか起き上がることができませんでした。

そんなときに、九味半夏湯加減方という漢方薬の話を聞いたのです。
「水分や脂肪の代謝(体内での利用と排出)がよくなるんです。無理なく、自然に適正体重にするには最適ですよ」ということでした。私は「もしかしたら、その漢方薬は自分に合っているかもしれないな」と思い、早速飲んでみることにしました。

私は毎食前に、1日3回飲むことにしました。飲み始めると、まず最初にトイレが近くなりました。とにかく、おしっこがよく出るのです。接客していなければ、30分おきに行くようなこともありました。でも、不思議なことに、夜寝ているときには尿意を催すことはないので、睡眠に支障はありません。

便の出方も変わりました。以前は、下痢ぎみのことが多く、排便後もスッキリしない感じがありました。ところが、この漢方薬を飲み始めてからは、毎朝、便座に腰掛けるとスルッとバナナ使が出るのです。残便感もありません。

そして、1ヵ月後には体重が5Kgもへっていました。食事制限もしませんでしたし、お酒を控えることもしなかったので、驚きました。
「代謝を高めて自然にやせるというのは、ほんとうだったんだ」と、漢方薬の威力に感心したものです。逆に、それまでの自分が、いかに代謝が悪かったかと思うと、ゾッとしました。

この時点で、体調が格段によくなっていました。立ち仕事が続いても疲れませんし、朝もパッと目が覚めます。「これは体にいい!」と確信し、その後も飲み続けました。

お尻も小さくなりズボンがブカブカ

わずかずつですが、体重はへり続け、5年たったときにはトータルで12Kgもやせて、66Kgになりました。

体が軽くなり、仕事中のフットワークも良好です。同僚にも「動きが素早くなった」といわれます。

12Kgやせた時点で、適正体重の範囲になったので、この漢方薬を飲むのをやめました。

以前にはいていたズボンは、すべてブカブカになっていました。上半身もLサイズからMサイズに変わったので、肩や背中のぜい肉も落ちたのでしょう。

自分の実感としては、腹周りや腰周りがいちばんやせたように感じます。ウェストサイズが78cmから73cmになりました。特に、わき腹にボコッとついていた脂肪が、きれいになくなったのには、我ながら驚きました。

お尻周りも、ずいぶん細くなりました。ズボンをはいたときの感じで、自分でもわかりますが、職場でもしょっちゅう、「お尻がかなり小さくなったよな」といわれるのです。

さらに、この漢方薬を飲み始めて、肌がきれいになりました。私は脂性の肌質に加え、日々の暴飲暴食で、しょっちゅう顔に吹き出物ができていました。それが、いつの間にか吹き出物が出なくなり、ツルツルスベスベの肌になったのです。

漢方薬を飲むのをやめてから3年たちますが、リバウンド(いったんへった体重が元に戻ること)はありません。体調も相変わらず良好ですし、吹き出物もできません。漢方薬をしばらく飲んだことで、体質が改善されたのではないか、と思っています。

・現代病名:肥満症

 
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10〈やせる漢方薬で食事制限も運動もせずに短期間で6Kgやせ、背中と腕がほっそり〉

治例図 ●東京都・29歳女性・薬局勤務・内田那護美(うちだなごみ)

20年ぶりに快便になった!

「産後太り」という言葉があります。私も、妊娠中にふえた体重が、出産後に戻らず、6Kgも残ってしまいました。私は身長が158cmで、妊娠前は50Kgでした。それが、産後は56Kgになってしまったのです。

ふだんの生活の中でも、「太ったなあ」と思わされることが頻繁にありました。

例えば、ジーパンのボタンがかからないのです。ようやくボタンが留まっても、苦しくてしかたありません。特に、座ったときなどは、「もう、無理!」と、周りに人がいないのを見計らってボタンを外していました。

また、ある日、街を歩いていて、お店のウインポウに、自分の歩いている姿が映りました。無防備な状態の自分を、目の当たりにしたわけです。

そこには、もっさりと太った女性が、重い体を引きずるように歩いていました。「えっ、これ、私?」と、すぐには信じられませんでした。顔から背中、おなか、お尻、足まで、2回りくらい大きくなっていたのです。

次の瞬間、まるでマンガのように、「ガーン」という文字が頭に落ちてきたようなショックを受けました。

体が重くなったことは、自覚していました。ハイハイを始めた子供の後を追うことすら大変で、すぐにバテてしまうのです。

「これじゃ体にも悪いわ。やせよう!」と思い、産後1年たって、授乳をやめたころから、九味半夏湯加減方という粉末の漢方薬を飲み始めました。

数あるダイエット方法の中から、この漢方薬を選んだのは、私が勤める薬局の店長(30代女性)が飲んでいたからでした。「少し苦いけど、私は効いているみたい」という言葉を聞き、試してみる気になったのです。

私は、この漢方薬を1日3回、食事の2時間後に飲みました。

私は子供のころから、お通じが3日に1度くらいしかない、すじ金入りの便秘症でした。排便時も、顔が赤くなるくらい気張って、やっとポロッとかたい便が出るくらいだったのです。

それが、この漢方薬を飲んだ翌日、便意を催してトイレに行くと便座に座ったとたんに、全く力を入れることなく、スルーツと長くつながった便が出ました。こんなことは、20年ぶりくらいでした。

その日を境に、私の便秘は解消しました。毎日快便になったのです。

便秘をしなくなったせいだと思うのですが、吹き出物も出なくなりました。私は、いつもほおの辺りに大きな吹き出物が2つ3つできていたのです。赤く腫れて痛いし、1度できるとなかなか治りませんでした。

自分でも、吹き出物の原因は便秘だとわかっていたのですが、なにしろ頑固な便秘症だったので、どうしょうもなかったのです。便秘と吹き出物が一気に解消して、万々歳です。
ジーパンのボタンも普通に留まる!

体重も順調にへっていきました。

この漢方薬を飲み始めてから、2日に1度、入浴前に体重を量るようにしたのです。体重計に乗るたびに100g、200gと、少しずつですが着実に体重がへっていきました。けっきょく、2ヵ月後には6Kgも減量し、妊娠前の体重に戻ったのです。

漢方薬を飲む以外には、食事制限も運動もしていません。予想以上に簡単にやせたので、自分でも驚きました。

近所の人にも「すごくやせたよね≠どうやってやせたの?・」と驚かれました。短期間のことだったので、変化がはっきりわかったのでしょう。

よく「太るときはおなかから、やせるときは胸から」とか「体重は戻っても体型は戻らない」などといいますが、そんなこともありませんでした。また、短期間にやせたのに、シワやたるみが出ることもなく、すっかり妊娠前の体型に戻ったのです。

もちろん、以前の洋服をすべて着ることができますし、ジーパンのボタンも普通に留まります。2の腕や背中についていた肉も取れ、ほっそりしました。

体重が戻った時点で、漢方薬をやめました。でも、3年たった今でも毎日定期便があります。また、リバウンド(いったんへった体重が元に戻ること)もありません。

私は薬局に勤めていて、さまざまなダイエット食品を扱っているだけに、この漢方薬の効果の高さがよくわかるのです。

・現代病名:肥満症

 
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10〈便がドーンと出て7Kg減量!やせる漢方薬で体脂肪が10%も落ぢ医師が驚嘆〉

治例図 ●埼玉県・44歳男性・会社員・北川正美(きたがわまさみ)

下腹の膨満感も消えて気分爽快!

子供のころからスポーツが好きだった私は、大人になっても週に1度は、ソフトボールやテニスで汗を流していました。そのせいか肥満とは縁遠く、若いころは自分が太るとは夢にも思っていませんでした。

そんな私が太り始めたのは、結婚してからです。妻の手料理がおいしくて、ついつい食べすぎてしまうのです。気がついたら、健康診断で毎年のように「太りすぎです」といわれるようになっていました。

結婚後も、週に1度はスポーツで体を動かすようにしていましたが、それだけでは足りなかったようです。とはいえ、食生活を変えるのはなかなか難しく、体重の上昇を止めることはできませんでした。

ついに、今から2年半前には、身長170cmに対して体重78Kgという、りっぱな肥満体となったのです。

そんな私に、薬剤師の友人が「いい薬があるよ。飲んでみない?」と、漢方薬を勧めてくれました。九味半夏湯加減方という漢方薬で、新陳代謝をよくして、無理なくダイエットできるということでした。

この漢方薬は粉末状になっていて、2gが1袋に入っています。私はそれを、朝昼晩の食前に1袋ずつ飲むことにしました。「漢方薬って苦いんだろうな」と思っていたのですが、全然飲みにくくありません。.

この漢方薬を飲み始めて、すぐに実感した効果は、便通です。以前から、通じは毎日ありましたが、この漢方薬を飲むようになってからは、便の量がドーンとふえました。おなかの中の便がスッキリ出切った感じがして、気分爽快です。常に感じていた下腹の膨満感も消えました。

また、この漢方薬を飲むようになってからというもの、すこぶる体調がいいのです。朝もパッと目が覚め、すぐに起き上がれます。前日の疲れを持ち越すことがなくなりました。
私は、小学生の息子が所属しているドッチボールチームのコーチをしています。毎週土曜日と日曜日は、子供たちといっしょに走ったり、ボールを投げたりして、動き回っているのです。そんなときも、「体のキレがよくなったなあ」と感じます。これも、漢方薬の効果ではないかと思っています。

会社の女性も始め顕著な効果が出た

さて、この漢方薬を飲み始めた当初の目的は、ダイエットでした。

目的は、ほぼ達成し、6Kgの減量に成功して今では71Kgになりました。体重は、1年に1度、会社の健康診断で量るだけなので、体重がへっていった細かい経緯はわかりません。

ただ、漢方薬を飲み始めてから2ヵ月後に、病院で体脂肪率を測ったら10%も落ちていたのです。「えっ?こんなにへってる!」と医師が驚いていたことは、記憶に残っています。

ダイエットの成果は、特におなか周りに現れたようです。ズボンのウエストが緩くなり、ベルトの穴をずらしてはいています。以前は、ムギュッとつかめたわき腹の肉も、ごっそりそぎ落としたように消えました。自分でいうのもなんですが、正面から見た体のラインがシャープになり、体型が若返つた感じです。

服の上から見ても、細くなったのがわかるらしく、「あれっ、このごろやせたんじゃない」とよくいわれます。

会社の女性たちにも「北川さん、どうやってやせたんですか?」と尋ねられました。そこで、この漢方薬のことを教えてあげたのです。「漢方薬だから1気にはやせないけど、続けていると1年くらいで効果が出てくるよ」というと、魅力を感じたらしく、女性陣数人で、同時期に飲み始めたようです。

なかでもいちばん熱心だった女性が、最も顕著に効果が現れているようです。職場でも「彼女、やせてきたよね」と話題になっています。

食べたいものを我慢したり、量をへらしたりすると、ストレスになりますし、そういったダイエットだったら続けられませんでした。体の新陳代謝をよくして、健康的にやせる漢方薬に出会えて、ほんとうに感謝しています。

・現代病名:肥満症

 
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10〈コロコロ便がバナナ便になった!やせる漢方薬で6Kg減量し、アレルギーも改善〉

治例図 ●埼玉県・39歳女性・パート勤務・深堀香苗(仮名)

背中のファスナーが上がらない!

私は、7年前に妊娠するまでは、体重が45Kgを超えたことがありませんでした。それが出産後、身長157cmに対して51Kgのまま、ちっとも元に戻らなくなってしまったのです。授乳のせいでおなかがすき、ちょこちょこと間食していたのがいけなかったようです。

なんとなく服もきつい感じだし、「ちょっと体が重くなったかな」とは思っていました。また、ひざや腰に負担を感じ、動きが鈍くなっているのは官覚していたのですが、まさか5Kgも太っていたとは気がつきませんでした。

決定的だったのが、以前着ていたワンピースにそでを通したときでした。なんと、背中のファスナーが上がらなかったのです。ショックでした。おなかやお尻など、部分的にぜい肉がついたというより、「全身にまんべんなく脂肪をまとった」という感じでした。

しかし、生まれたばかりの子供がいては、ダイエットもままなりません。「あまり食べすぎないようにしよう」と思ったくらいで、何もできませんでした。

ちょうどそのころ、友人に会う機会がありました。そこで「この漢方薬がいいわよ」と教えてもらったのが、九味半夏湯加減方だったのです。まず便通がよくなって、徐々に体重が落ちていくという話でした。

「急にはやせないけど、いつの間にか肉が落ちるの」という彼女の言葉にも引かれました。体に優しい感じがしますし、リバウンド(いったんへった体重が元に戻ること)もなさそうです。そして、なにより便秘が解消するというのが、魅力的でした。

私は若いころから便秘症で、2、3日お通じがないのは普通でした。便秘が続くと下腹が苦しいくらいパンパンに張って、ボコツと出っ張るほどだったのです。そんな便秘症が、妊娠・出産を経て、さらにひどくなっていました。ですから、便秘が治って体重がへるというのは、まさに一石二鳥だったのです。

カを入れなくてもスルーッと出る!

私は早速、その漢方薬を取り寄せて飲み始めました。漢方薬といっても、土瓶で長時間煎じるわけではありません。粉末状で、1回分ずつの分包になっているので、飲むのは簡単です。私の場合、朝は起きてすぐ、昼は食前、夜は寝る前に飲むようにしました。

この漢方薬を飲み始めたら、すぐ、便秘が解消しました。友人のいっていたとおりです。

毎日きちんとお通じがきて、便の状態も、以前のコロコロした便ではありません。りっぱなバナナ便がスルーッと出て、おなかに力を入れる必要も全くありません。

便秘をしなくなると、吹き出物がなりました。前はよく、大きな吹き出物が、顔に1つ2つポツンとできたり、小さいのがポツポツとたくさん出たりしていました。それが、この漢方薬を飲み始めてからは、顔から吹き出物が消え、なめらかなスベスベ肌になりました。こんな肌はひさしぶりです。

体重が落ち始めたのは、漢方薬を飲み始めて3ヵ月目くらいからでした。それから少しずつ体重がへっていき、3ヵ月ほどで、元の45Kgに戻りました。気がついたら「あ、戻っている」という感じで、ほんとうに緩やかにへっていきました。理想的なやせ方です。

それから、この漢方薬を飲むようになって、アレルギーが軽くなったようです。

私は、肌にふれている衣服がすれたり、季節の変わり目の冷たい風に当たったりすると、じんましんのような湿疹が出て、かゆくなることが頻繁にありました。最近は、そういった症状が出にくくなっています。体質が少しずつ変わってきているのかもしれません。

体重が元に戻ってからは、漢方薬を飲む量を1日1、2回にへらしましたが、お通じは気持ちよくありますし、体重もへったままです。健康維持のために、今後も飲み続けるつもりです。

・現代病名:肥満症

 
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中薬構成(herb composition)

神農

扁鵲は九味半夏湯(石崎朴庵立方)を基本にし茯苓・陳皮を去って桂枝・芍薬・牡丹皮・大黄を加味したものです。
なぜならば血液中に存在する脂質に対し、瘀血効果を配慮してのことで、桂枝茯苓丸や桃核承気湯にも通じるところがあります。
また扁鵲のもうひとつの特徴は沢瀉の働きです。津田玄仙は「沢瀉は留飲の主薬としるべし、宿水腐水の有る病人には沢瀉にあらざれば除<ことあたわず」と言っています。沢瀉は水毒を除く生薬として、漢方薬にはよく使われている有名な生薬です。
この沢瀉にはもうひとつ、血中コレステロールの低下作用があります。
沢瀉含有成分であるアリソール類は水溶性の分画と脂溶性の分画をもっていて、水溶性の分画で利尿効果を発揮し、脂溶性の分画で血液中に存在するリポ蛋白と結びつき駆瘀血効果を発揮して尿から排旭されます。
アリソール類の脂溶性分画は水に殆ど溶出してこないので、水性エキス製剤には血中コレステロールの低下作用を示しません。扁鵲が散剤である所以もここに有るのです。経験的に八味地黄丸や当帰芍薬散が、丸・散である理由もここにあると思われます。

神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。

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処方画像

留飲 ●留飲…水分の代謝障害により気滞って肥満している方が多いです。留飲の方は、手足が不自由となり、シビレ、肩や腰が痛み、身体が重く、息切れがして、悪太りする方に使用します。

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おなかの脂肪が多い方に ●おなかをはかれば効果がわかる!
見た目はそんなに太っていなくても、実は内臓周りに脂肪が蓄積された「内臓脂肪型肥満」であるということはよくあります。内臓脂肪は動脈硬化の原因に深く関係しているため、過剰に溜まるとさまざまな機能に影響を及ぼします。また軽視しがちな高脂血症や高血糖、高血圧などが、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病など命に関わる病気に発展する恐れがあります。
2008年度の健康診断から「メタボリック・シンドローム」の考え方を導入し、40歳以上の方に「腹囲(へそ回り)測定」を実施することが厚生労働省より義務付けられます。腹囲が男性は85cm以上、女性は90cm以上あれば「内臓脂肪型肥満」の疑いがあると見なされるのです。まずは日々の生活習慣を見直し、食べ過ぎや運動不足の解消など、自分自身で予防・改善することが大切です。

※日本の基準ではなぜ女性に甘いか?
日本では内臓脂肪の面積が100c㎡以上ある人は、統計的に見て男性ではウエスト85cm以上、女性では90cm以上となるそうです。

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備 考(Remark)

中医師 ・女性で月経不順、月経痛がある場合は先に治します。同時に行う場合は、体質により桂枝茯苓丸、当帰芍薬散と併用すると良いでしょう。男性でも漢方的に瘀血があると思える方には桃核承気湯、桂枝茯苓丸などと併用すると効果的です。
・極端な冷え性の方はまず冷え性を治すことが先決です。同時に行う場合は、体質により冷え症を治す漢方薬と併用すると良いでしょう。

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