大柴胡湯の症例・治例

効果この症例に近い病症の方は、この方剤を用いることをお奨めします。

事例蘆溝橋・欄干(獅子の彫刻)●大柴胡湯(だいさいことう)  体力が充実した最も実証向きの柴胡剤。肥満、高血圧、便秘、肩こり、胃炎に!


1〈便秘〉

54歳男子。
ガッチりした体格の精力的な男性。数年前から便秘がちとなり、種々の売薬をのんでみたが、一向に軽快しない。脈、腹ともに十分に力があり、右季肋下に強い胸脇苦満が認められた。肩こりも訴える。典型的な大柴胡湯証とみて投与すると、毎朝1行快便が得られるようになった。

2〈慢性胃炎〉

50歳の男性。
サラリーマン。体格はガッチりしているし、筋肉もよく発達しているが、顔色はどす黒い。神経はこまかい人である。心下のつかえがあり、上腹部が張っていて、便秘気味で、慢性胃炎と診断された。痛みと吐き気が時々あるという。血圧は高くない。大柴胡湯を服用したところ、痛みと吐き気がなくなり、体にしまりが出てきたと喜んで報告してきた。続けて服用して完治した。

唐太宗・李世民 朱雀