胃苓湯(平胃散+五苓散)の症例・治例

効果この症例に近い病症の方は、この方剤を用いることをお奨めします。

事例蘆溝橋・欄干(獅子の彫刻)●胃苓湯(平胃散+五苓散)(いれいとう(へいいさん+ごれいさん))  急・慢性胃炎、消化不良、食あたりなどで下痢(泄瀉)!


1〈急性胃腸炎〉

治例図 30歳、男性。
朝方、気分の悪さにより起きてしまい、ついには吐いてしまった。その後、熱が出てきて、水様性下痢も頻繁に出るようになり、少し悪寒がするようになったという。そこで、何かよい薬はないかとの相談であった。
本人が言うには、前日、夕食後こたつに入っていると、喉が渇いたので多量の水を飲んだという。そこで、胃苓湯とγ・オリザノール製剤を一緒に与えてみた。後日、本人が言うには、服用後、体が温かくなってきたような感じがして、体全体の血色がよくなり、下痢や気分の悪さもなくなり、夕方までには治ったとのことである。

弁証論治 リンク食滞証 »

唐太宗・李世民 朱雀